しがないサラリーマンのブログ

昔はバンドにのめり込んで 、いまは写真を撮るのがちょっと好きで、産まれたばかりの娘が溺愛している、いつかコーヒー屋をやりたいなーと思っている海外駐在員としてアメリカ在住のしがないサラリーマンのブログ・・・。

多様性について考えてみた。

会社の後輩との会話から、多様性についていろいろ考えた。

 

多様性とは・・・

f:id:sound-like-shit:20200326225127j:plain

いろいろな種類や傾向のものがあること。変化に富むこと。

と辞書には書いてある。

 

会社にいる人事の人(日本人で後輩)に

多様性のある会社、職場ってどうやったら作れると思いますか?って聞かれた。

この質問を受けて、いろいろと自分なりに考えて見たことを書いてみようと。 

 

なぜ多様性の話になったかというと・・・

今ぼくが住んでいる地域は、アメリカの東北地区。

超白人社会に身を置いている。

白人は金持ちで、黒人は貧乏みたいな社会。

きっと、人種差別って絶対にあるんだろうな、とはたから見てても思う訳です。

 

何で人種差別があるんだろうって思うかと言うと。

会社に100名いる間接人員、いわゆるホワイトカラーに黒人が1人しかいない。

製造現場で働く直接人員には、ものすごく黒人が多い。

たまたまなのか?いやいや、そんなことないだろうって思うわけ。

人種差別は絶対にしてはならない!!

そんな中で、人事部長(白人女性)肝いりのリーダー養成研修での出来事。

タイタンズを忘れない”って言うアメフトの映画をシーンを見せられ。

デンゼルワシントンの台詞を取り上げながらリーダーシップとは・・・

みたいな話をしていた。

節々に、自分たちは人種差別を乗り越えた偉大な国民だ、的な。

アメリカで暮らす人はどこかで一度は必ず聞くようなセリフだと思う。

みたいな正義をかざすアメリカ人をよく職場で見るんだけど。そう言う言動が余計に、あぁ人種差別ってあるんだなって感じさせる要因になる。

 

イジメがあるから、みんなイジメはよくない!と一生懸命言っている訳で。

それを同じこと何だよね。

だから私たちは差別をしない、と言われると、「はぁ?」ってなっちゃう。

日本人は差別されるのか? 

話は変わって、赴任している日本人とその家族。

よく、あのスーパーで差別された、とか、あのレストランで差別された、

って感じの話をよく耳にする。

多分、入り方が超ネガティブなんだろうって思うわけ。

アジア人の劣等感なのか知らないけど、もうマイナスから入るから、

差別検知センサーがビンビンじゃないのか?って感じで。

ぼくはそんな思いをしたことがない、と言うか、

そもそもそんなセンサーを持ってないから気にならないって言うのが正しいのかな。

 

黒人がそうであるように、

差別に対して声をあげて権利を勝ち取るって言うのは大事な行動であるように思う。

でも、日常的に起こる事にいちいち差別だって気にするのはどうなのかと。

何かの不利益を被ったなのであれば、話が変わるけど。

レストランで客が全然いない奥に通された、という類を差別だ!とかは止めたら?と。

その店員がしょうもないだけって思った方がいいんじゃない?って。

カリカリしながら食べる食事が美味いわけないんだから。

ところ変わって、マレーシアに住んでたとき

f:id:sound-like-shit:20200326230136j:plain

マレーシアは3つの人種が一応共存していることになっている。

実態は、国をあげてマレー系いわゆるイスラム教徒をサポートしている。

イスラム教徒しか開設出来ない銀行口座があって金利が10%だったり。

差別というか区別というか。

 

マレーのボスなら部下もみんなマレー。

中華がボスなら中華。インドがボスならインド。そんな感じで集団が形成される。

役人の8割りとか9割はマレー系だし。

そんなだからみんなに同じ権利が平等に与えられるわけない。

政治はOne Malaysiaとは掲げていたものの・・・。

 

だから、差別しないとかじゃなくて、それが当たり前で。

みんなブツブツ文句言ってて、小競り合いして。

だけどアメリカみたいに人種差別はだめ!!みたいな話はあまり聞かない。

これも1つのやり方なんじゃないかなって思う。

日本はどうなんだろう。

そんな感じで、幸いながら、3つの文化圏で生活をしたこともあって

多様性を理解しようとする思考回路が備わってきた。

 

今の日本はどうかというと・・・

人口の大多数は、やっぱり日本固有の価値観で物事を考える人が多いということ。

だから日本人の価値観が少数派になる、という状況に身を置かない限り

多様性を持つことはできない、と言うのが持論。

 

日本固有の価値観が圧倒的な多数派である日本で、

他の文化圏、他の価値観を持つ人と交わってもあまり意味がない。

なぜなら、結局のところ、大多数の日本人的価値観で物事が進むから。

 

自分たちが圧倒的に少数派になる必要があるんだと思う。

受け入れないと生活できない状況になって初めて何かのきっかけになるんだろうと。

自分にとってのそれは初めて赴任したマレーシアだった。

それまで海外に行ったことがなかった訳じゃない。

でも、旅行や出張で行くのと、生活をするのは訳が違う。

生活して初めてオンになるセンサーがあると思っている。

 

労働人口が減って、外国人を移民として受け入れたとして。

今の日本でそれらの外国人は、日本人として振る舞わない限り生きられない。

日本はまだまだそんな国なんだと思う。

結局のところ・・・ 

多様性と向き合うということの現実的な答えは、

・いろいろな価値観を理解する。

・納得できるもの、納得できないもの、に気づく。

・納得できなくても何とか折り合いをつけて暮らす。

っていう感じ。

 

お互い理解して、納得して、歩み寄って、一緒に頑張ろうぜ!

は、おとぎ話だと思っている。

 

これがけ世界中からいろんな人が集まっているアメリカという国。

みんながお互いを理解して、納得するなんてあり得ない。

 

分かり合えないものがあることが前提にある。

そんな中で何とかして折り合いをつけて前に進むしかない。

 

企業ができる。

若いうちから全く違う文化圏に飛ばして、仕事をしてもらう。

金がかかる文句をいうなら、手当も無くして、生活できる程度の金を渡す。

日本で異文化研修みたいな、くだらないことをやるより、よっぽどいい投資。

 

結局、海外に出ても日本人・アジア人と群れているんじゃ意味がない。

日本人として圧倒的な少数派になって苦労すること。

 

もし海外にでる機会に恵まれている人がいるのであれば、

圧倒的な少数派として、もがき苦しむことをお勧めします。

 

バックを買い換えようと思っている

仕事で使っているメッセンジャーバック。

4年くらい使っているのかな。

 

最近奥さんから、

「随分、ボロボロじゃない?そろそろ買い換えたら?」と天の一声。

 

ということで、今使っているバックからの買い換えを考えようと思います。

 

今使っているバックはこれ。

Chari&Coというふざけた名前のメッセンジャーバック。

日本のブランドかと思いきや、ニューヨーク発のブランド。

当時メッセンジャーバックが欲しくて (別に自転車に乗ってないのに)

色々見ていた時に出会い、ブランドの名前先行で購入を決定。


CHARI&CO NYC|BROWN RC SLING BAG

結局、いまだに自転車に乗ってこのバックを使ったことがないから、

メッセンジャーバックとしての使い勝手がどうなのかは不明です。

でも、ぶん投げたりしても別に壊れることはなかったから丈夫な作りだと。

バックルもすごい頑丈だし。背中は蒸れないし。とても良いバックだと思う。

 

ぼくはとにかくブリーフケースみたいな、ザビジネスマン的なカバンが

あまり好きじゃないから、あれだけは持ちたくない。

容量も小さいし、手が疲れるし、良いことなんてないんじゃないかと。

 

百歩譲ってトートバックは持っているんだけど・・・。

 

だから、スーツだとしてもかっこよくバックパックで背負っていたい派な訳です。

で、結局なんかワンショルダーでモノの出し入れとかができちゃうのが良くて、

やっぱりメッセンジャーバックが良いんじゃないか?と。

 

ということで、現在のところ2つの候補があります。

 

候補その1

Timbuk2メッセンジャーバック。

またしてもせっかくアメリカにいるしということで、アメリカのブランドで。

実際に店舗にいって色々見てみたけど、バックパックも結構良い感じで。


Timbuk2 Especial Cycling Messenger

バックパックだけどモノによっては、スマホとか財布とかを入れる用に使うであろう、

小さいポケットがジッパーじゃなくてマグネットのやつがあって良い感じで。

デザインもスッキリしてて奥さんもに評判がよかった。

サイズ:35L

重さ:2.6lbs (約1.2kg)

お値段:$199

 

候補その2

MISSION WORKSHOPのメッセンジャーバック。


Mission Workshop Shed Rolltop Messenger Bag / Paris

これまたアメリカのブランド。なんかイカつい感じが良い。とても。

バックルの色が自分好みに変えられるみたい。

Timbuk2もだけど、サンフランシスコのブランド。

なんか色々あるねーやっぱり、西側。(現在、東側在住)

サイズ:35L

重さ:3.5lbs (約1.8kg)

お値段:$205

 

候補その3

Chrome Industoriesのメッセンジャーバック


Chrome Industries - Choosing a Messenger Bag

これはオレゴンに本部があるブランドみたい。

とにかくオレゴンにはなんか良い感じのブランドが多いね。

出張にいった時にもっと散策すればよかっと後悔。

他の2つに比べて小さめ。

だけど動画の通り缶が山ほど入るぜ、的なことを売っている。

サイズ:26L

重さ:未公開 (約1kg以上らしい)

お値段:$140

 

もう少し悩んだ挙句にどれにするか決めようか・・・。

バックパックにしようかともちょっと思い始めている今日この頃・・・。 

 

どさくさに紛れてカメラバックも探してみよう。

 

アメリカでいい感じの衣類

アメリカで暮らしているからには

アメリカの物をできる限り買おうかなと思っている。

 

人によってはアメリカのもの、と言うだけでとても拒絶反応を示すけど

ぼくはそんなに嫌いじゃない。

 

そんなにおしゃれじゃないけど、洋服が嫌いじゃない。

買ったり気になったりしているアメリカのブランドを書きなぐってみる。

その1 ブーツ

やっぱりアメリカの代名詞といえばこれかな。

Red Wing

www.redwingshoes.com

 

ご近所だけで2店舗お店がある。やっぱりアメカジの定番で王様。

自分が買ったのは、ど定番のCLASSIC MOC 875。

会社がカジュアルデイのときは、ジーパンにほぼ必ずこの靴を履いて仕事に行く。

改めて値段も見てみると日本での価格がびっくりするぐらい高い。

 

USだと$279.99で買えるこのブーツ。

この記事を書いている時のレートにだと30,695円。

f:id:sound-like-shit:20190204131301p:plain

日本で買おうとすると、36,900円。

その差は、6,205円。2足目を買おうものなら12,000円も違う。

f:id:sound-like-shit:20190204131334p:plain

日本のお店は知らないけど、こっちの店舗では足の採寸もちゃんとしてくれる。

長さと幅を計って、一番しっくりくるサイズを選んでくれるのです。

 

ぼくは足のサイズが小さいから取り寄せになったけど、良い買い物をしたと思う。

 

油分がなくなって皮が乾くと壊れるって言う店のおっちゃんからの助言。

そのまま受け止めてメンテナンスのためのオイルも買いました。

月1回はオイルをつけて油を仕込みませる作業にいそしんでおります。

 

底が減ったら正規店で修理をしてもらえるみたいだから長く履きたいなーと。

 

たまーに、街ですれ違うアメリカ人のおっちゃんに

「Nice Boot !!」と声をかけられて、アホみたいに喜んでいるわけです。

 

 

で・・・

次はこれがいいなーと思っているのは、これまたど定番のChippewa。

www.chippewaboots.com

 

この会社がエンジニアブーツを作ったっいう説もあるくらい。

だからきっとエンジニアブーツを買うべきなんだろうなーと思いつつ・・・

でも、個人的には、紐がない靴がなかなか・・・。

 

今の第一候補は、HUDSON BLACK。

 

もう少し悩もうか・・・。

 

その2 スニーカー

持ってる靴の8割りがVANSだから、あまり他のやつは知らない。

アメリカではNIKEiDみたいに、カスタムができる。

www.vans.com

 

知人の子供達に、カスタムメイドのスニーカーをプレゼントして喜んでもらった。

自分用にも作ろうかと・・・。娘にも・・・。奥さんは・・・履くかな・・・。

 

その3 スノーブーツ 

冬雪が多い地域に住んでるから、雪が降ったらスニーカーも皮のブーツもNG。

ティンバーランドとか最強なんだろうけど、あのゴリゴリのスタイルがどうも・・。

なのであれこれ見ていていいなーと思って買ったのが、Volcom。

新雪をガンガン歩こうが、いっさい水が染みてこない感じがすごくいい。

あんまりスノーブーツ感を出してないから、そう言うのを探している人にはオススメ。

これも、アメリカ人に「Nice Boot !!」と声をかけられて、図に乗っております。

 

その4 服

SCHOTT

ラモーンズとか、セックス・ピストルズでおなじみの。

カッコいい。。

613がやっぱりカッコいい。

今でも職人がひとつひとつ作っているらしいです。

でも米国に赴任する前に、思い切ってLewis Leathersを買っちゃった。。

だから流石にこれは買えない。

Lewis Leathersもハンドメイドらしい。6ヶ月くらい待った気がする。

 

f:id:sound-like-shit:20190206132659p:plain

 

BRIXTON

ブリクストン(BRIXTON)は、アメリカ・カルフォリニア発のブランド。

ファーとかスケーターが多いのかな?

BRIXTONのキャップをたくさん持ってる。

長袖のスウェットも持っている。

スウェットは洗濯して乾燥したら思いっきり縮んで、奥さん用になった。

やっぱりキャップがいい感じ。

 

 

  

DICKIES

www.dickies.com

Carharrtと並んで超有名な作業着のブランド。

で、西海岸のパンクバンドが履いてる感じで。

Walmartで買えちゃうのがとても素敵。Carharrtとの並びで売っている。

 

これも同じく日本で買うより圧倒的に安い。

USじゃ$23だけど、日本だと5,300円。(Amazon調べ)

 

でっかいサイズを履くのが好きな感じで。

裾は2つおりで履く感じです。なにせワークパンツだけあって丈夫。

 

帰任するまでには買いたい服

アメリカ!!って感じでいいです。

ペインターパンツとかもカッコいい。

ジージャンはまだまだ着こなせなので買わないけどいつかは・・・・。

f:id:sound-like-shit:20190204133357p:plain

 

 

 

番外編

Canada Goose

全然アメリカとは関係ないけど。住んでいるが極寒の地だからとても重宝する。

これを買ってくれないから行かないと奥さんに言われて2人で買った。

 

日本で売っているコートの作りとは違う。

ファーも日本のよりフサフサ。

f:id:sound-like-shit:20190206113128p:plain

 

DEUS

これもアメリカとは全然関係ないけど・・・。

オーストラリアだったか。スーパーかっこいい。

コーチジャッケット欲しい。

これも日本で買うより圧倒的に安いし・・・買って帰ろうか。

f:id:sound-like-shit:20190206113445p:plain


 

 

OKY(Omaega Kite Yattemiro)

海外に赴任した人みんなは一度は聞いたことがあるのか・・・?

(ふざけるな)お前が、来て、やってみろ。

ふざけるな、は言わないのかな・・・。

 

ぼくは社会人人生のほとんどを工場で暮らしている。

 

幸か不幸か、立ち上げのときのは地獄のような日々を過ごしていた。

前回の海外赴任は、工場の立ち上げ。

今回の海外赴任も、工場の立ち上げ。

 

赴任したときのは土の地面に杭しかなかった。

 

いま思い返せば、とてもエキサイティングで面白い経験だったと感じるけど、

その当時は、地獄のような日々だった。

 

落ちているボールは何でも拾う

幸せなことに、今までの10年の社会人人生で、工場の立ち上げに3回携わっている。

そして幸い?なことに3回とも海外だった。

 

今になって、実はこういう経験は、そんなに多くの人がしている経験ではない、ということを知る。

製造業を営む会社にいるので当たり前なのか・・・と思っていたけど、実はそうではないと。

 

立ち上げでそのまま現地に赴任するケースはもっと稀らしい。

 

他の会社でのそれとどれだけ違うのかわからないけど、とにかく色んな種類のボールが転がってくる。

 

例えば、昼ごはん。

 

赴任して、建築現場の横にあるプレハブが仮説事務所になった。

12時になる。ご飯どうする?と。そもそも昼休憩って何時からだ?とか。

食べにいくか?でも、工場周辺では何がどこになるのかもわからない。

 

会議室なんてたいそうなものはないとか。

ときにはトイレットペーパーがなくなってるとか。

毎日気温30度の中で生活していると飲み物はすぐに無くなるとか。

自販機なんでものは存在しないとか。

 

立上げ時には、いわゆる総務系の仕事がとても重要だということを痛感した。

すでにオペレーションが回っている場所で、

総務の人たちのありがたみをあまり感じることは正直なかったけど、

何もないところから始めるとなると、「早く総務部門を・・・」と切に願ったのを覚えている。

 

もっとオーガナイズされた立ち上げもあるのかもしれないけれど、

ぼくが経験した立ち上げは、カオス、の言葉がぴったりだった。

 

とにかく、みんなでなんでもやる。

それはうちの部署、これはあなたの部署で・・・なんてきれいごとは通用しない。

そういう一体感を味わえたというのも稀な経験ともいおえる。

現地の承認をもらえ

親元(日本のヘッドクォーター)が主導で、プロジェクトを進行する。

現地側の責任者ということで、日本にいるときから、プロジェクト体制図上、リーダーに名前を入れられた。

最盛期で、直接関わりのある人だけでも50人くらいの日本人が、プロジェクト入っていた。

 

いよいよ現地での作業が本格化する、というタイミングで現地に赴任した。

さっき書いたとおり、まだ杭しかないときに・・・。

 

現地に赴任する自組織の人間はぼくだけで、それまで一緒に働いていた同僚やその他関係者は、

日本から支援者、という立場に変わる。

 

日本にいるときは、各タスクフォースのリーダーが自ら判断して物事を進めていたんだけど、

ぼくが現地に飛んでからというもの、「これでいいですか?」という類の話がものすごい増える。

 

いつの間にか日本のメンバーは、

「現地側の承認をもったのか」「現地側はなんて言っている」

現地のことばかりを気にするような仕事に進め方に変わった。

 

何かの判断が必要な度に、整合する会議に出て、ものごとを了解しないといけなかった。

 

いつの間にか日本のメンバーは、

「現地側の承認をもったのか」「現地側はなんて言っている」

現地のことばかりを気にするような仕事に進め方になっていた。

 

で・・・

何が起きるかと言うと・・・

仮に後で問題が発生したときに日本は何をいうか・・・

日本「承認してもらいましたよね?」

現地「おいおい・・・」

日本「なので、我々には責任はないですよね?」

現地「まじか・・・・」

日本「現地での対応をお願いします」

現地「そんなバカな・・・」

という感じ。

 

警察の尋問に近い。(受けたことないけど・・・)

次から次へと案件を持ってきて疲弊させて、もういいわかったよ、

勘弁してください・・・状態に持ち込む兵糧攻め感。

そして、とりあえず「やりました・・・」と言わせる。

プロフェッショナルとして

とにかくなんでもかんでも現地側の承認というプロセスを経ること。

あとで何か問題が発生すると、それを承認した現地側の責任になるということ。

結局、日本にキレ散らかした。(大人げない・・・)

 

多くの関係者の中で、その時の自分は最年少だった。言わば入社4年目のぺいぺい。

そんな言い訳・・・という見方もあるけど、その時そう感じたのは事実。

で、プロジェクトで自分の周りを囲むのは、10年、20年戦士たち。

ぼくなんかよりも経験も知識もあるはずの人たち。

 

最終的には自分たちが最高だと思うのであれば、それで進めていい。

ダメだったらそこもしっかり自分たちでなんとかしてほしいと。

それぞれの人がそれぞれの領域の専門家と働いているのならば、絶対にそうするべきだと。

ぼくなんかより100倍良い判断ができるはず。

 

自分が仮に日本から海外を支援する立場になった場合は、

プロとして働けるのか?とても疑心暗鬼になるけど、心の中にはいつも留めておきたい。

 

海外拠点で苦しむ人は、戦った方が良いと思う。

日本は親元であり海外はその出先機関という一面が強いかもしれないけど、

親にだって自分の意見をぶつける時があっても良いと思います。

喧嘩するときは喧嘩しないといけない。

ファンを作る

でも、やっぱり日本に見捨てられると、日本企業の体制からして海外会社は破綻する。

多くの権限が日本にあるから、好き勝手な事をやりすぎるとしっぺ返しを食らう。

日本企業の宿命とも言えることなのかもしれない。

「おもてなし」で知られる日本人的な考え方なのかもしれない。

 

最初の海外赴任したときの現地会社の社長は、よく「ファンを作りなさい」と言っていた。

みんなにまた来ても良いと思ってもらえるように対応するように、と。

結局のところ、海外会社といえども日本にそっぽを向かれたらおしまいだからね、と。

 

だから、出張者を迎えるときは、できる限りのことをした。

食事に連れていくことだけじゃなく、週末に観光にいくこともあれば、繁華街で羽目を外すこともある。

 

出張で助けにきてくれた人とて・・・

その人が日本にいるときは、首をとってやろうか・・・と思う事は何度もあった。

 

でも・・・事件は現場で起きている論。

出張者が壮絶な現場で、ぼくがどんな状況にいて、周りの人がどんな状況にいて・・・

と言う事を目の当たりにして、色々感じてくれる。

そうすると少しずつ人の動き方が変わってくる。味方が少しずつ増える。

みんな何とかして前に進めようと頑張ってくれる。

 

ぼくも人間だ。

ゲロが出るほど働いたらゲロが出るほど遊ばないとと言う事で身を粉にしてOFFも提供する。

ましてや大先輩が若輩者を助けてくれるわけだから恩返しをしないといかんと。

 

これは海外に出ている人の多くがやっていることなんじゃないだろうかと。

ぼくは、週末や仕事のあとに、会社の人とつるむのは好きな人間じゃない。職場の飲み会もきらい。

それでも自分を突き動かして、事にあたったのは良い経験になった気がする。

初めての海外赴任で感じたこと

f:id:sound-like-shit:20181031195344j:plain

憧れの海外赴任

面談や事あるごとに海外で働きたいと言い続けて、初めて海外に出たのは入社4年目。

現地会社のManager職として赴任。

 

5年の歳月を経て日本に帰国、と思いきや日本滞在4ヶ月で次の赴任地へ。

入社9年目にしてアメリカ赴任。

現在、会社生活10年目にして6年間を海外拠点。

 

初めての海外赴任で感じた事を振り返る。

それは今でもとても難しいと感じる、いわゆる組織運営。

 

日本のそれを知らないから、見よう見まねで我流を貫いている。

それが良いのか悪いのか・・・。

出向者は海外で日本の格付けより1つ偉くなる

日本国外に出ているほとんど会社に当てはまる?

 

自分の務める会社では現地法人に出向すると

冠の何にもついていない一般職は、主務/主任(Seniorかな?)。

主務/主任クラスは課長(Manager)。

課長は部長(DirectorとかGeneral Manager?)。

部長は社長(Manading DirectorとかPresident?)。

という具合に現地での格付けがあがる。

 

なので日本にいたときよりも多少責任が重大。

責任ばかり増えて権限がない、というのも事実。

 

自分の会社だけのなのか、責任と権限の考え方がおかしいのは日本人の典型?

これはについては、また別の機会に考えてみようか。

 

主務/主任のカテゴリーの人は、出向していきなり課長になるケースが多い。

自分は最初の赴任のときに、冠のない一般職から飛び級で課長になった。

結果、課長としての仕事なんぞ出来るわけもなく、散々な思いをした。

 

もっというと、給与の水準は冠のない一般職だからほぼほぼ底辺。

だけど、仕事は課長の仕事をやらなきゃいけない。

ただ、例えば何かを購買するための決裁権限はない、って感じでめちゃくちゃ。

基本的に決裁権限基準は日本のルールに準じているから。

 

そんな事を感がるようになったのは、赴任5年目。

最初は、まず一回開き直る。

できなくて当然だ。これが大事。だから必死にいろいろ実践してみること。

星野リゾート社長の言葉を借りるなら本に書いてあることを全部やる。

中途半端にやるのではなく全部やる。これ、やってみてわかったけど、すごくいい。

外国人を採用面接をしなさいと言われる

いきなり言われても無理なわけで。

当時は、設立間もない会社だったこともあって履歴書のスクリーニングもやった。

(後で、スクリーニングは人事がやるんだ・・・ということを知るわけだが・・・)

適正なスキルを持っているのか、思ったように働いてくれるのか。

いろいろなことを、履歴書と面接で評価するわけだけど・・・。

今でも何が正解なのかまったくわからない。

 

日本の新卒採用のような、試験があるわけでもなく。

マレーシアでは、なぜうちの会社?という問いに、まともに答える人はいない。

近いからとか、有名な企業だからとか、8割はそんな人はばかり。

 

志望動機でスクリーニングしたら、採用は永遠に終わらない気がする。

妥協する?しない?すごく悩ましい問題。

Googleみたいに優秀な人ばかり応募してくれればいいんだけど・・・。(想像)

 

自分だ出した答え・・・何に重きを置くかというと、

「会話ができるか?」

質問したことに答えているか、答えていないか。

質問の意図をどれだけ理解できているのか。

 

ぼくは仕事をする上で、とても大事なことだと思っている。

意思疎通が簡単に出来る事。

 

「なぜ自分はFast Learnerだと思うのか?」

という質問に対して

「今努めている会社に10年努めいるし、プロモーションもされたから」

という回答をした人がいた。

ちょっと理解に苦しむんだけど、実際にこう受け答えした人がいた。 

これでは多分、仕事にならない。

聞き方が悪い、いわゆる質問力がない、なんてパターンもあるけど、

上の例は、明らかに会話が成立していない。

 

オリジナルの試験を作ったこともあった。

ひたすら計算させる。10分間ひたすら暗算をさせる。

計算ができる人なのか、集中力が保てるかはこれですぐわかる。

意外と使えるから試してほしい。 

 

これから面接官として、面接に臨む人がいれば何かの参考になれば・・・。

期末の評価をしなさいと言われる

1年で1番きらいな瞬間が期末の業績評価。

部下のパフォーマンスを評価する。

典型的な日本のそれとは違い。

評価が低い、もしくは普通だと「なぜだ!!」と詰め寄られる。

当たり前だけどそれに対して十分な説明をしないといけない。

然もなくば、パフォーマンスはガタ落ち。

評価が低いという事を告げるのは本当にしんどい・・・。(僕だけ?)

ボーナス支給日には、明細を配布した直後に従業員の間で見せ合うなんて事も・・。

 

定量的・定性的に目標を立てて評価する事、と人事は簡単に言うけど・・・。

そんなもん簡単にできるかー!!!と、胸の内。。

 

これも日本のそれを知らないのだけど・・・

どちらの海外拠点でも昇給・賞与の原資を割り当てられて好きに分配しろと。

最初は、とても戸惑った。

極端な話、全てのボーナスを1人にの原資を割り当てることができる権限が・・・。

 

ここについては好き勝手にする権限をもらっていた。

最初は、ベルコフを完全にしたほぼ横一線の評価。

みんな頑張っているし・・・。

 

その3年後・・・絶対やめて欲しくない人に原資を集中するようになる。

それが功をそうしたのか、自部門の離職率は全体平均を大きく下回った。

 

自分の中で今となっては当たり前だけど、

パフォーマンスが良い、優秀だ、と思う人に原資を集中的に投下する。

これに尽きる。

 

 

 

 

 

 

日本人の責任の考え方

個人的に面白いと感じる話を聞いた。

同僚の奥さんと、自分の妻との会話を聞いたときに思ったこと。

 f:id:sound-like-shit:20181017192314j:plain

ある週末のできごと・・・

その同僚家族は、土日の週末を使って一泊の遠出をしていたらしい。

家から車で2時間くらいのところ。

 

土曜日の夜には知人と合って食事をして、翌日の日曜日にはショッピングをして帰るはずだった。

家族はショッピングを楽しみにしていたんだと、容易に想像できるわけだが・・・。

 

で、自分たちが働く会社で、その土曜日の夜にトラブルが発生。

部門の長であるその同僚は、部下から電話でそのことを知ったようだ。

問題は、ものの出荷に影響を与え、収支に影響を来す重大な問題。

でもこれが1度目ではない。

 

そんな問題をなぜ放置しているんだ?というもっともな意見をもらいそうだけど、

いろいろな事情があってそういう状態になっている。

あなたは、この場合どの用に立ち回るだろうか

この同僚が何をしたかというと、日曜日に予定されていたショッピングをキャンセルし、

日曜日の朝一には帰って、出社することを決断した。

当然ながら、家族からは大ブーイングで、巡り巡って、自分の妻がその話を聞いようで。

 

なぜそういう行動をとったのか本人には聞いていないけど、おそらく責任感というやつ。

ここで考えを巡らせる。

 

その同僚は、部門長であり、部下に課長がいて、その下には各領域専門の担当がいる。

それに対して、ここでいう”責任”とは一体何なんだろうか。

 

部下が懸命に対応している。

責任者の自分が現場にいないでどうする。だから直ちに現場に向かうべきだ。

というがこの行動の源泉にある基本的な考え方だということがなんとなく想像できる。

 

部下によってはありがたいという人もいる。

休みに自分は頑張っているのに上司は遊んでいる、ということを言う人がいるのも事実。

部下が遅くまで頑張って働いているから、上司の自分もそれが終わるまで付き合おうという類の考え方。

この考え方は間違いなく合理的ではない。人間的かもしれないが・・・。

 

会社の頂点は社長であり、上司の上司の上司の・・・・は社長になる。

部下が懸命に頑張っているから、自分も現場で・・・となると、

芋づる式に全員現場に出てくることになる。(極論だけど)

でも、事実、そういうことなんではないかと・・・。

責任と権限について改めて考える

ぼくは、これを超日本的な仕事のやり方だと思っている。

責任の所在がものすごく不明確だから。

 

もう一度振り返って、その時の”責任”とは何かを考える。

 

トラブルを解決する責任?

トラブルを把握する責任?

トラブルを上司に報告する責任?

部下が頑張っているのを現場で見届ける責任?

現場現物現実を最優先にする責任?

 

いろいろ思いつく限りの”責任”を上げてはみるものの釈然としない。

 

部門長は、部門で掲げているKPIを達成する責任を持っている。

それを達成するために、組織を管理して動かすということを日々するべき。

だから、上に書いたどれにも直接的に責任を持っていない。

 

会社の社長が、利益に対しての責任がある。利益が出ていれば良い。

その利益をどうやって得たか、コンプライアンスの問題さえなければ誰も気にしない。

 

組織のKPIをもとに、各領域の担当は自分たちの目標を立てて、それを全うする責任がある。

その責任を全うするための権限も与えられているべきだと思う。

その責任を果たせなければ、給与はもらえない。もしくは解雇される。

部門長は、あくまでも組織の目標が達成できるように、他で稼ぐということも考えられる。

それがポートフォリオというものだ。

 

少なくとも責任者が現場に赴いて、問題の解決が飛躍的に加速するのであれば、現場に行けばいいが、

今回の件は、その結果は得られない。それだけ専門性が高い仕事を各領域に担当が配置されている。

多くの場合、こんな感じで責任者は特に実務面ではなんの役にも立たないと思う。

 

でも、直感的に、日本人にはまだこういう働き方を称賛する文化が残っている気がする。

簡単な話、遅くまで働いている人は評価され、はやく帰る人は評価されない。

 

日本では簡単に解雇できないから、責任を与えても意味がない、という根本的な問題はあるにしろ、

もっと部下に責任と権限を持たせる。出来なかった厳しい評価をつける。

 

こういう考え方を持たない限り、働き方は変わらないんじゃないかな・・・。

アメリカで働いて思ったこと

アメリカにある現地会社の人事部門の人間(日本人)から

管理監督者をやっている日本人出向者向けにトレーニングをやろうと思っている。

部下であるアメリカ人との接し方で困ったことがあれば教えて欲しい。

それを参考に、トレーニングのコンテンツを考えたい、

という旨の相談を受けて、真面目に考えた。 

f:id:sound-like-shit:20180919053125j:plain

アメリカ人は・・・

これは多分多くの日本人に当てはまる気がするんだけど、

何かにつけて・・・

 

アメリカ人だから・・・むにゃむにゃむにゃ、という言い方をする人がとても多い。

アメリカ人は・・・・進捗管理をしない」とか

アメリカ人は・・・・スケジュールを立てない」とか

ぼくはそう考えないようにしている。

アメリカ人だから、なのではなくて、その人がそういう人だから、と。

 

ぼくに言わせれば、日本人にだって進捗を管理しない人もいれば、

スケジュールを立てない人だっている。

もっというと進捗を管理しているようで実態が表現されていない、とか、

スケジュールを立てているようで、他の人が見ても理解できない、とか、

もっとたちが悪い気がする。

 

でも現実問題として、ドキュメント作成は好きじゃないんだろうね。

(やっぱりかい!)

日本人がやるような緻密なエクセルとか、パワーポイントは作らない。

伝えることは口で説明する。

何かをドキュメントにまとめて説明することはしない。

それに価値を感じていない、と言った方が正しいと思う。

 

価値観の違いとは、その名の通り、何に価値を見いだすのか?

綿密なスケジュールに価値を感じる人もいれば、感じない人もいる。

それだけのこと。

 

アメリカ人にはそこに価値を感じない人が多い。

ぼくも時と場合によってアメリカ人よりになる。

 

本当の意味でのアメリカは西側じゃなくて東側

自分が今住んでいるのはアメリカの東側。

昔、鉄鋼で栄えたいわゆるラストベルト(Rust Belt)

 

保守的な人が多く、トランプの支持基盤だと言われている。

保守と言えば、キリスト教最高、同性愛反対、白人一番みたいなイメージ(個人的な)

結構びっくりしたのは、ダーウィンの進化論を信じてない人が多いこと。

言われてみればキリスト教だから当たり前なのか。イスラム教と一緒。

 

アメリカ人の人事部長が考案したリーダー研修というやつに放り込まれた。

その中で使われた教材の一つが、映画「タイタンズを忘れない

黒人と白人が入り混じりを始めた当時のアメリカンフットボールチームの話。

 

デンゼルワシントンが演じるコーチが白人と黒人のチームをまとめあげるんだけど、

そのリーディングやマネージングについて、かと思いきや・・・

映画をなぞって、今のシーンではなに気が起きた?という問答を何回も繰り返す。

映画が終盤に差し掛かると、当たり前のごとく、チームはまとまるわけだ。

 

いかにもアメリカ人が好きそうな映画だけど、

人事がなにを意図してこの映画を見せたのかは、まったく汲み取れなかった。

 

あとで聞いたんだけど、この人事部長は何かにつけて人種差別に関する映像作品を

見せるらしい。黒人を受け入れた白人は素晴らしいとてでもいい

 

白人と数名の日本人しかいないこの研修で、人種差別を題材にした映画を見て、

最終的にいい映画だ、的な話に落ち着く。なんか滑稽だった。

 

差別はなくなったのか?

会社の規定に、元軍人を差別するな、という文面がある。

(こんな直接的な表現じゃないけど)

 

前に言葉遣いが悪いという理由で、元軍人が解雇されていた。

いわゆる、Fワードを常用していた。

口を開けば、武器のこととか。戦闘の最前線で起きたことを生々しく話す。

そんな人は周りから煙たがられれる。余計にフラストレーションがたまる。

従業員が連名で辞めさせろという署名をしてきて、流石の人事も行動を起こした。

 

想像だけど、きっとこの元軍人のメンタルは少なからず壊れている気がする。

治療が必要なのかもしれない。

ぼくが、そんな人に対峙したときに許容できる自信はまったくない。

だから、軍人を差別するなということをあえて規定に書かないといけないわけで。

会社が、治療をさせるという制度をもつ企業もあるみたい。

 

差別がないなんてことはきっとあり得ないんだと思う。

 

自分の会社では100名くらい入るである、いわゆるホワイトカラーの従業員に

黒人は1人もいない。なぜか?人材がいないのか?多分違う。

白人しかいない人事部門のスクリーニングで、弾かれているのが理由だと思う。

 

勘違いしていたんだけど、白人や黒人の比率を義務化している法律はなく、

あくまでも努力目標らしい。

ただ世間からの目を考えて、一定数の黒人を雇うことが推奨されている。

原告は従業員で、会社を訴えた。移民であり、アメリカが母国ではない。

周りの白人は昇格するが自分にはいっこうにその機会がない。

さらには、自分より仕事ができない人が昇格したと感じたようで、

会社を相手取り、訴訟を起こした。

 詳しい話は書かないが、状況を客観的に見て差別していると思う。

 

いろいろ思うこと

幸せなことに、多民族国家イスラム国家のマレーシア。

移民国家で戦勝国アメリカ。ふたつの国に暮らし、仕事をしてきた。

 

アメリカの貧困層は、マレーシアよりも逼迫している気がする。

マレーシアでは直接従業員、いわゆるオペレーターの人でもみんなスマホ持っていた。

ここアメリカでは、銀行口座を持っていないような人が多い。

スマホはないし、読み書きができない教育水準の人もいる。

 

自分の価値観は大きく変わり、

日本のまだまだ単一的、画一的な社会生活への違和感は膨れ上がるばかり。


日本でもアメリカでも、

今まで築かれた価値観というものが吹きとばされたような感じ。

 

白人中産階級の怒りが爆発したみたいに、貧富の格差が極端に広がり、

グローバルゼイションがそれを加速させているのか・・・?

 

この国は1%の人間が全体の45%の富を握っていると言われている。

これじゃどうしようもない。

51%の賛成があれば何をやってもOKという感じ。

民主主義が根底から揺さぶられているような気がする。