しがないサラリーマンのブログ

昔はバンドにのめり込んで 、いまは写真を撮るのがちょっと好きで、産まれたばかりの娘が溺愛している、いつかコーヒー屋をやりたいなーと思っている海外駐在員としてアメリカ在住のしがないサラリーマンのブログ・・・。

家計簿をつけてみた(2017年12月)

まだまだ寒さが厳しい今日この頃。
米国株が下落し、仮想通貨も下落し、一体何が起きているんだろうと思う今日この頃。

2013年の年越しから、時間が経つこと5年。
今年も紅白歌合戦もなければ、箱根駅伝もない年末から正月となりました。
いいか

 

12月度の主なトピック。
・第1子誕生
・水道管破裂
・アメリカでの初の年越し
出産は、結婚した時よりも、周りのお祝いムードがすごく、多少戸惑っている。
2人兄弟の次男にして、親にとっては念願の初孫。とても大騒ぎ。

 

ということで11月に引き続き、12月度の実績(12月の給料日から1月の給料日)
前回の記事はこちら・・・。


結果的に、投資額を引いても、$1,000以上余る結果になった。やったー。
現地での手取りの給与は$6,616。
1月6日に第1子が生まれたこともあって、この月はほぼ外食なし。
それでも一番お金を使っているのは、食費だった。

 

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単月で見ても分かりずらいから、前月との比較を見てみる。
食費はちょっと下がっている。
家のものも買い揃えたから、家にかかる費用はもうほとんどないはず。
私物品ってなんだ・・・って感じだけど、服とか、趣味とかにつかったお金。
日用品には、赤ちゃんのオムツとかが含まれているから、これから増えそう。

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公共料金が増えてるのは、たぶん、暖房付けっ放しのおかげ。
この月の電気料金は、$82.66だった。日本の感覚からすると、まぁぁ高い!

ということで、アメリカの電気料金事情について少し調べてみた。
自分の住んでいる州はアメリカの平均よりも料金が高い。
でも、アメリカの電気料金は日本に比べて安い。

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<https://www.chooseenergy.com/electricity-rates-by-state/#residential-rates><http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2017html/2-2-4.html>

 

ということは単純に使っている量が多いということになる。
 National Gridのサイトで自分の使用料を見てみると・・・

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なんじゃこりゃ・・・。
賃貸契約書には、冬の間は暖房を一定温度に保つこと・・・という記述があるから、
暖房を切ることは許されないはずなんだけど、なんでこんなにご近所と差が開くのか。
ぜんぜん、よくわからない。。。
来月の電気料金が怖すぎる・・・。

 

食費はこんなものなのだろうか・・・。たぶん、これ以上下がらない気がする。
これから赤ちゃんにどれだけお金が使われるのかが少し楽しみな気がする。
妻がガンガン洋服を買い始めたから、すごい散財する予感。

 

 

 

 

◇よく読まれている記事

 

初めてのアメリカン確定申告

アメリカに住んでいる私のような駐在員(正確には出向員)は
確定申告をしなきゃいけないらしいです。

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初めての確定申告、ということで、ぜんぜん仕組みがわからない。
教えてもらったり、調べたりしたことをまとめてみます。

アメリカの確定申告の概要

アメリカの確定申告は・・・
 ◇総合課税制度:  全ての所得を一括して申告
する
 ◇自己申告制度:  個人が責任を持って申告する(←大変だな・・・)
という制度を採用している。

 

申告しなきゃいけない所得税には・・・
 ◇連邦税(Federal Tax)
 ◇州税(State Tax)
の2種類の税がある。

 

FL州、TX州、TN州、WA州は州税がないらしい。
だから定年した人は、よくフロリダとかに行くらしい。

 

課税の対象は1/1~12/31で、
今年の確定申告(2017年1月1日〜12月31日)の提出期限は 4月16日 (月曜日)

所得税の算出方法はこんな感じらしい。

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総所得とは

日本での給与、アメリカでの給与などひっくるめた、
全部の所得のことを言ってる。アメリカだけでの所得じゃないということらしい。
あとは、カジノで大当たりしたとか、株で儲けたとか、日本の家の賃貸収入とか、
そいういう収入もすべてが、この総所得になるということ。(後述:居住者だから)

調整控除とは

ぼくらのような駐在員には、該当する人はほとんどいない控除らしく、
離婚手当支払いとか個人退職金口座なんかがそれにあたるらしい。

調整項目別控除とは

固定資産税、住宅ローンの支払い利子とか医療費が控除される。
例えば医療控除は、調整後総所得の10%以上のみ控除、とかいうルールがそれそぞれの控除にあるらしい。住宅ローンろこいて固定資産税は、結構な額になるから結構いけるっぽい。(自分は日本に家も土地もないから、関係なし!!)
駐在員はみかけ上、高額所得者になるから、ガンガン控除を受けられるか、
というとそれはないらしい。

人的控除とは

配偶者、扶養家族の控除。これは大きい。アメリカに1ヶ月以上滞在しているなら、この恩恵を受けられるらしい。11月までに帯同家族を呼び寄せているんなら申請できるようだ。3,500ドルとか4,000ドルとかの控除になるらしく、とてもでかい金額。

これで晴れて、課税対象となる所得が計算されることになる。
上に書いていないもので出張とかで別の州に通算30日以上滞在している場合は、
その州にも税金を納めないといけないらしい。
(これは仕事都合だから、最終的に会社が負担するんだろうけど・・・)

申告身分とは

3つの種類があるらしく、自分の会社では全員、独身か合算申告でいくと言っていた。
◇独身
◇夫婦合算申告
◇夫婦個別申告
合算申告の場合、単身で渡米していて、奥さん(旦那さん)が日本で所得がある場合なんかは、それもまとめて1つの申告にするというものらしい。

外国人に対する課税区分とは

これには
◇居住者:全世界を源泉とする所得を申告

◇非居住者:基本的には米国源泉の所得のみ申告の2通りがあるらしい。
居住者とはなんぞや・・・
「当該年度中31日以上米国に滞在し、
 かつ過去3年間の米国滞在日数の合計が183日以上の人」
らしい。
ということは・・・
2017年8月からアメリカに赴任してきた自分は、
31日以上滞在していて、8月から12月で183日以上だから「居住者」になる。
居住者にするか、非居住者にするかは、税理士と相談して決めることもあるとか。

準備する書類とは

◇W-2
◇Form1099-INT, DIV (米国利子所得、配当)
◇Form1099B (有価証券等売却証明)
◇その他、必要に応じて控除を証明する書類

W-2はたぶん、会社からもらえるはず。(会社から最近送られてきた)
見てくれはまさしくこんな感じ。同じコピーが4枚付いてる。

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各項目をそれぞれBOX1とかBOX2とかって呼ぶらしい。
自分のW-2には、
BOX1:課税対象となる年間の収入
BOX2:源泉徴収された金額
BOX12 Code DD:会社で加入している保険料の金額
BOX17:住んでいる州の所得税

BOX2に記載されている源泉徴収額と、これから1040 Formで申告する収入に対する課税額の差額が還付されたり追徴課税されたりするってことらしい。

Coinbaseや、Wealthfrontは、利益確定をやってないから、収入として扱われないはず。
だから Form1099は要らないと思っている。(税理士に聞いてみよう)

あとは、
日本の銀行口座の利子支払い調書、とか
日本での住宅ローン利子支払い調書、とか
家賃収入額に対する所得税の納付書、とか
を日本から取り寄せないといけない。

でも、
銀行口座の利子支払い調書なんてものは簡単にもらえないらしく、
利子額(年利:0.001%・・改めて見るとやっぱりひどい)を申告すればいいらしい。

もっともややこしいこと

テロのおかげで、海外から米国ないへのお金の流れをとても気にしているらしく・・・
国外にある銀行口座などの預金額が、該当年度で、一瞬でも$10,000を越えた場合、
自分が持っている口座情報をすべて申告しないといけないルールらしい。
収入に対する課税とは何の関係もないし・・・。
合算申告の場合、妻の持っている口座も対象になるらしい。
妻のヘソクリ口座がついに明るみになる緊張感。自分はヘソクリはないから大丈夫。
証券口座とかも全部らしい。

 

とりあえず、税理士から提出を依頼されている調書を書いて出してみよう。
それがForm1040の元になるらしい。

続きは、また今度。

 

 

◇よく読まれている記事

 

写真を撮るときの構図って何?(素人が奮闘中)

一眼レフを使い始めてかなりたった。
がしかし、いっこうにいい写真は撮れない。

写真を撮るのがうまいということはどういうことなのか・・・?

初めての一眼レフカメラは当時の彼女(今の妻)から、
誕生日のプレゼントにもらったOLYMPUSE-420

なんでこれにしたのか?
CMの宮崎あおいがとっても可愛かったから、らしい。

すごい可愛い。。。



カメラをもらって以来、出かけるたびに、一眼レフを抱えて外に出る。
パシャパシャと写真を撮る。
撮りたまった写真を見返す。

ところが、自分が撮った写真を見ても何も感じないし、
プリントして飾ろうという気にもならない。

そして考えた。
なぜこんなに自分の写真は飾る気も失せるほどしょーもないのかと。

 

どうやら自分の写真にはメッセージがないらしい。
「写真で何を伝えたいのか?」
素人が撮っている写真に、そんな強いメッセージ性があるわけもなく・・・。

言い換えれば・・・
「何を撮っているのか?」
ということなんだろうと。

 

 


初めての構図を意識して写真をとってみた。
なにが正解かはわからないけど、色々考えて撮った結果、学んだこと。

いまのところカメラの機種がどうとか、レンズがどうとか
ぜんぜん分かっていない。ずぶの素人の感覚。

この写真の主役は、マレーシアはペナンで撮った、
中華街への入り口のゲートとKOMTORというペナンで一番高いビル。

マレーシアの駐在も終わりかけていた時に、
ペナン感が出ている写真を撮りたいと思って繰り出してみた・・・



主役の存在感が薄い・・・?
何を中心に据えている写真かがわからない・・・?

さっぱり、わからないん。
なんかしっくりこない。
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それが何かを知りたいから、色々な構図で写真を撮ってみた。

左に写り込んでいた建物を外に出してみる。
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やっぱり何かが物足りない・・・。

情報量が多すぎるのかもしれない今度は少し寄ってみる。
対象をもともとのゲートとビルに絞っていく。

img_1211


少し良い感じになった気がするさらに寄ってみる。
img_1214
右の奥に伸びる道路が存在感を失っているのか?
これはこれでいいかもしれないけど、雑多な街の特徴が少し薄れている気もする。

最後の二つがましな構図なのか・・・。
改めてみてもそんなに違和感を感じないし、そんなに悪い気はしない。

でも改めてみるとビルは左に傾いているし、信号機も傾いてる・・・。
やっぱり上下左右の直線は意識した方が良いのだろう。

そんな感じで”構図”ってものが何なのかまだよくわからない。 
でも、こうやって色々考えながら写真を撮るってなんか楽しい。
いつか、自分の写真を部屋に飾れる写真が撮れたらいいなーと。

ブログを初めて2ヶ月がたった

ブログを書き始めて、2ヶ月が経とうとしている。
今まで以上に長続きがしそうな予感。

 

投稿数:22
読者数:3
アクセス数:503

 

ちゃんと読まれたのか、よくわからないけど、
503回もアクセスされているという事実には少し驚いている。
コメントを記載されたことがほとんどないし、
インタラクティブなものがないもないから実感は何も湧いていない。

自分は気に入っていても、あまり人のブログにコメントを書くような人じゃないから、
そういうもんだろうと思っている。
自分でブログを書くようになって始めて思う、コメントってきっと大事なんだなーと。
良いものには良いと言える習慣をつける(アメリカにいるんだし・・・)

 

で、
hatenaのアクセス解析画面でみると
自分の手柄じゃないということが一目瞭然の結果が・・・。
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駐在員へらじかさん(@moose_fukui)のこのページから来ている人が多いみたい。(へらじかさん、私のしょうもないブログに言及してもらい、ありがとうございます)


人に読まれている、というのは嬉しいものですね。
客観的に見て、楽しい記事だとは全く思わないけど・・・。

 

使い方はよくわからないけど、Google Analyticsも設定してみてる。
そこに直帰率というワードが出ている。52.3%。
Googleに聞いてみると、1ページでどこか別のところへ行った人の割合らしい。

 

ということは、50%くらいの人は、2ページ以上アクセスしているってこと。
これもすごい意外なで、すごいなーと思ったり。

ちょっと自分のブログを訪れてくれる人の行動パターンが気になり始める。
どの記事がよく読まれているのだろうか・・・。

Google Analyticsをぽちぽちしていると、あった。
ページごとのデータが!

 

1位:このブログのトップページ

多分これは、上に書いたへらじかさんのブログのおかげです。
トップページのリンクが貼られている。

 

2位:wealthfrontとcoinbaseにアカウントを作った記事

3位:運用して1ヶ月たった時の結果を書いた記事

2位と3位は資産運用の記事がよく読まれている。
ぼくは資産運用の素人なので、見よう見まねでやっている。
とても誰かの参考になるような情報があるとは思えないけど、
自分みたいなこれから始めようかなと思っている人は見ているのかもしれない。

 

お金のことの知識を増やすという意味で、勉強も兼ねて、この本を読んでいる。
あまり本を読むのは得意じゃないから、時間をかけてゆっくりと・・・。

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)

 

 

別に何ということはないけど、これからも
日々の雑多なこと、
これからアメリカにくるかもしれない駐在員に役に立ったらいいこと、
アメリカの子育て奮闘記、
などなど、しょーもないことをつらつら書いていこうと思っている。

書いているうちに、自分のスタイルが見つかるかもしれないと。

アメリカで初産を経験した(番外編:水の配管が凍結で破裂)

前回からの続き

無事退院をする。
ベビーカーに赤ちゃんを乗せて車でいざ帰宅。

いつものように、リモコンでガレージを開けようとする。
ぽちぽちっと何回ボタンを押しても開かない・・・。

あれ・・・電池切れかな・・・。

 

そそくさとガレージの前に車を止める。
薄っすらとガレージの扉の隙間から水が流れている。
(その時には全く異変に気付いていない・・・)

 

玄関にまわってドア鍵を開ける。
あれ、ドアの下の隙間からも水が流れてる。
あれ、ドアがめちゃくちゃ重い。(押して開けるタイプ)

思いっきり押してみる。
玄関が水で溢れかえっている・・・・?

 

いったんドアを閉める。
あれ・・・?
今自分は何を見たんだろうか・・・?ん・・・?え・・・?

 

やっぱり水が隙間から流れている。
うち・・・?
もう一度、ドアを開ける。全部開けてみる。

 

靴が次から次へと流れてくる・・・。
うそーん!?

 

うちなのか?
恐る恐る玄関に首を突っ込む(ちなみに、くるぶしまで完全に浸かっている)
玄関の天井から滝のように水が流れている・・・。

 

完全にうちだ・・・。
やばい・・・。
やばい・・・。

 

車に乗って(赤ちゃんと妻が乗っている)
管理事務所へ。

「赤ちゃんが生まれて、病院から退院してきたら、家の中で滝ように水が・・・」
「Please Help Me!!!」

と泣きつくと。

「Congratulation!!!」

一回様子を見に行こう、と。
あなたの家だけじゃないから、と。
この週末の寒波のせいで、何戸かで同じようなことになっている、と。
ファシリティと呼んで状況を確認する。それまで空家(家具付き)で休みなさい、と。

「Thank you!!!」

家でゆっくりするつもりが・・・なんてことだ・・・。
どっと疲れた・・・。今晩は家で寝れるのだろうか、という一抹の不安。

電話がかかってくる。
「あなたの家は2階だから問題なく生活できる。だから家に帰っていいわよ!」
「隣の人(1階)の家はどうなってる・・・?」
「浸水しているわよ、でも空家だから。明日入居予定の人がいるけど、調整する」
「・・・良かった・・・」

 

2週間経った今もまだ完全に治っていない。(壁の仕上げが残っている)
保険で基本的に全てカバーされるらしい。
私物にダメージがある場合は、保証されないらしい。
まだ請求されてないから、詳しいことがわかったらまた書きます。

 

前置きが長くなりましたが・・・
アメリカの雪国に住んでいる方へ

家に付いているありとあらゆる暖房は必ず付けっ放しにしておきましょう。

今回、家の暖房は付けっ放しにしてました。
(契約書にも記載されている)
玄関にある靴を乾かす用的なヒーターをつけてなかったのが原因らしい。
(契約書にはそんなこと書いてない)

 

工事のために破裂した管を通る水を止める。
我が家の水は全く問題なく使える。
この水は一体なんのための水なのか・・・。

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アメリカで初産を経験した(出産まで41時間の記録:最終回)

前回からの続き

入院から41時間での出産

2018年01月06日 07時02分
2,825gの女の子が誕生した。 

本当に無事に産むことが出来てよかったという安堵に包まれる。
生まれた直後、赤ちゃんの病院は?小児科医は決まっているのか?
ということを矢継ぎ早に聞かれ答える。

検査をするために赤ちゃんは新生児室へ。
妻は産後も血圧が高くて、Magnesiumの投与を継続する。
まだ血圧が高いから一般病棟へ移るのは明日の朝(月曜日)になるだろうと。

13時ごろ赤ちゃんが部屋に帰ってくる。
布できれいに巻かれていて、いも虫みたい。

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看護師さんの手ほどきを受けながら初めて哺乳瓶でミルクを与えてみる。
ついでにオムツ交換の手ほどきも受ける。
何というか、とても愛おしい。

赤ちゃんを看護師さんに預けて、妻は少し睡眠をとる。
一度、家に帰って、インスタントラーメンを食しシャワーを浴びて着替える。
近所に住んでいる職場の同僚の家にいき、無事に生まれたことを伝えて、
16時ごろ再び病室へ。

さて、名前は何にしようか・・・。
生まれた瞬間にこの子の名前はなにか?と聞かれたけど、まだ決まっていなかった。
自分の父親から男と女両方のパターンの名前を預かっていた。
妻と話、最終的に父親の考えた、その名前にすることとあてる漢字を考えた。
自分の子供とはいえ、名前を考えることにもなんとも言えない感情が・・・。

妻は高血圧が続いていて、Magnesiumを継続。
この薬が終了しない限り、飲食も出来なければ、一般病棟へのいけない。
出産当時の土曜日の夜は、そのまま分娩をした病室で一夜を過ごす。
血圧次第で翌日に退院だと言われていたが、結局、出産した日から2泊することに。

結局、翌日昼過ぎまで、一般病棟には移れなかった。
というのも、分娩の部屋は、同時に2人までの入室しか許可されていなく、
面会に来たいという知人からの要望に答えることが出来なかった。
カテーテルも一般病棟に移る直前まですっと付けていた。

一般病棟に移ってから

赤ちゃんが生まれてからよく聞かれること

 小児科はどこか?担当医は? (小児科はあらかじめ決めておくこと、)
 母乳か、粉ミルクか?(母乳を飲ませるための練習がある)
 名前は?(病室にくる人くる人同じ必ず聞いてくる)

飲み食いが解禁される(オーダーブッフェ的な)

(建前は)旦那のためのオーダーは出来ない。
とはいえ、アメリカの病院食だから、そんなに期待しないほうがいい。
なんだかんだ、木曜日の昼ご飯が最後だったから、
木曜日の夜、金曜日の朝昼晩、土曜日の朝を抜いている。
空腹は感じないらしい。喉の渇きとの戦いが辛かったと。
病院には食堂や売店があるので、自分の食事は特に困らなかった。

授乳の指導 by ベテラン看護師

母乳のやり方講座をやってくれるベテランのおばさんがきて、
赤ちゃんの頭を掴んで、おっぱいにねじ込む指導が入る。(超豪快)

基本的には、検査か、預かって欲しいと言わない限り、赤ちゃんは一緒にいる。
妻も自分も疲れていたから、夜は赤ちゃんの面倒を見てもらって、ゆっくり寝た。

病院のメディカルレコードをもらっておく

アメリカ用の出生届を出す必要がある。SSNの申請も合わせて出来た。
あとで気づいたことなんだけど、出生証明が取得できるまで2週間くらいかかる。
会社での申請(保険の適用とか)をとかをするのに、病院のレターが必要。
この病院のレターが、出生届が出るまでの仮証明的な扱いになるらしい。
退院するまでにもらっておけばもう一度、病院に取りに行く手間が省ける。

妻のシャワー解禁

食事と同じく、土曜から体を拭いてもらう程度だったから
シャワーを浴びることが出来てとても気持ちだ良かったみたい。
少し縫ったから歩く時に痛みを伴うらしいけど、それは一般的な話。

持っていくといいもの(アメリカ出産を控えている人へ)

注:私は病院に4泊したので、そういう視点で書いています。
(トイレ・洗面台・シャワーは部屋に完備)

・歯ブラシと歯磨き粉
・シャンプーと石鹸(これがあれば家に帰らなかったと思う)
・暇を潰すためのアイテム(自分はパソコンと電源)
・着替え(旦那さんが病院に寝泊まりするなら旦那さんも)
チャイルドシート(退院の時に帰れなくなるので車にセットしましょう)
・カメラ(スマホでいいならそれでもよし)

 

別にいらないもの(Webでよく見かけるもの・・)
・赤ちゃんの服(病院で着せてもらっているのをそのまま持って帰ることが可能)
・おくるみ、オムツ、お尻拭き、ミルクなどなど(全部病院にある)
・ペットボトル用ストローキャップ(水を飲めないから要らない)
・軽食(飲食禁止だったんだけど:日本はありなのか・・・?)
・ テニスボール(痛みを和らげるらしい:アメリカは無痛分娩が一般的なので)
・タオル(病院にある)

 

アメリカでの出産を心配している人は、そんなに心配しなくていいと思う。
特に、第一子をアメリカで出産する場合、日本のそれも知らないから。
想定外の事態が起きた時のために通訳とかの保険はかけたほうがいい気がする。
薬の投与とか、何の薬なのかすごいきになる人は特に・・・。

入れ替わり立ち代わり、20人くらいの人が妻の出産に関わっていると思う。
とにかくみんな底抜けに明るい。本当に。我がことのように。
多分、あれがなかったら心がついてこないんじゃないかと。
いくら出産というとても前向きなイベントだとして、心配ごとも多い。
でも、みんなに励まされて、元気をもらって、乗り切った感じがあった。

旦那さんは、仕事が忙しいということもあるかもしれないけど、
できれば入院から退院まで、一緒に過ごしたほうがいいと感じた。
妻にも子供にも、よく頑張った、ありがとう、感情しか出てこないし、
家族の一体感みたいなものを感じた気がする。

 

アメリカで初産を経験した(出産まで41時間の記録:その3)

前回からの続き

soundlikeshit.hatenablog.com

soundlikeshit.hatenablog.com

 

高血圧・陣痛からの便意

2度目の陣痛促進剤投入。左のやつが促進剤。右は点滴。

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21時頃には、子宮口が6.7cmになったと言われる。
妻は「え・・・。まだまだじゃん・・・。」という感じで。
少し寝ては、陣痛で目がさめる、ということを繰り返す消耗戦。
もう少しで出て来るから頑張れ、と励ますしかない。

ちなみに、帝王切開の可能性もゼロではないという理由で(多分)
妻は24時間以上、飲まず食わずの状態が続いていた。
小さい氷のかけらのみ口に含むことを許されていたけど、
喉の乾きがとても辛そうだった。横で飲み物を飲むのも憚られる感じ・・・。

 

 
少しうとうとしながら迎えた朝6時頃、うんち騒動が始まる。
これは女の人にしかわからない。
「うんちが出そうだから看護師さん呼んで!!」といきなり騒ぎ始める。
看護師を呼ぶと「来たわね!!いよいよ赤ちゃんが出て来るわよ!!」と部屋を去る。
「いや違うの、本当にうんちが出そうなの!!トイレットペーパー取って来て!!」
妻に言われるがまま紙を渡す。仕切りにお尻に紙を当てる仕草をする妻・・・。
漏れている様子はない。(今考えれば、何も食べてないんだから出るわけない・・・)
 
「うんちが出るよー。本当にうんちなんだってー。」
「看護師さんは、それだ分娩の合図だって言っているんだけど・・・」
「違うって!!絶対うんちなんだって!!」
という攻防をしばらく続けること30分。
 
お医者さんが部屋にきて触診。
「Fully Open !!」(子宮口のこと)
 

分娩開始

1人のお医者さんと、4人の看護師さんが部屋にどっと入って来る。
えーと・・・。これは本当に始まるっぽいな・・・という感じ。
半分寝ぼけた状態で、分娩が開始される・・・。
 
朝6時30分から分娩開始。入院してから約40時間。
自動的に、旦那は出産に立ち会うというシステム。
「はい、こっちの足を持ってあげて」
「いぇ・・・いぇす・・・・」
 
2〜3分おきにくる陣痛のたびに力む。
またから半分くらい頭が出てきた(しばらくして気づいた・・・)のを
目の当たりにした時には、正直、なんじゃこりゃ・・・という感じでした。
本当に神秘的というかなんといういうか。
 
30分の格闘。
最後は陣痛に関係なく、踏ん張って!!がんばれ!!という感じ。
最後の一息、というところで、医師と看護師が全員、モニターをみて沈黙になる。

え・・・・何?・・・・なんでみんないきなり黙るの?
今まで常に声をかけてくれていたのに、なぜみんな黙るんだ・・・?
視線の先にあるモニターを見ると、赤ちゃんの心電図が反応してない。
嘘だろ・・・
異変に気づいた妻も「なに?どうしたの?何かあったの・・・?」と
半分泣きべそをかいた顔できく。
とっさに「大丈夫、なんでもないよ、もう一回頑張ろう」と。
 
そして、その次の踏ん張りで・・・
2018年01月06日 07時02分 
女子が誕生
 
取り上げて、寝かせた直後の写真。
看護師に「Photo!!」と促されてパシャり。
わんわん泣いていて、元気なようだった。
沈黙の意味は、いまだに知らないけど、本当によかった。

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自分にとって初めての子供。
赴任治療を開始してから約2年越しの念願。
とても言い表せない感情が心に湧き上がる。なんとなく人ごとのような。
 
自分の手の甲にフットプリントまでしてもらう。

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