しがないサラリーマンのブログ

昔はバンドにのめり込んで 、いまは写真を撮るのがちょっと好きで、産まれたばかりの娘が溺愛している、いつかコーヒー屋をやりたいなーと思っている海外駐在員としてアメリカ在住のしがないサラリーマンのブログ・・・。

重点施策というよくわからない仕事

3月と言えば会計年度の最終月度。

4月からは新しい年度が始まる。

 

他の会社もそうなのか、自分の務める会社だけなのか、

この時期には来期の重点施策という名の資料作成を求められる。

重点施策って・・・

海外赴任といえども、日本にいるときと大きくやることが違うわけでもなく、

現地法人の社長(日本人)から、来期の重点施策を作りなさい、と指示があった。

 

重点施策とは・・・

部門のKPIを設定するところから始まる。

定量的に成果が確認できるようにするための指標を持ちなさい。

その指標を達成するための施策を考えなさい。

それが本来の目的のはずなんだけど。

 

そもそも計画を作る上でとても重要なもの、来季の予算。

今国会でも予算委員会で審議がされている。

当たり前の話だけど、自分が勤める会社にも予算計画がある。

その予算案(国会風)は大体11月に策定の指示が出て、投資、経費計画とか、

勤めているのは工場だから、生産・販売・在庫(いわゆるPSI)とかの計画が出る。

それで予算が確定するのは大体2月。

その次の重点施策って感じで物事が流れていくのが通常(自分の会社では・・・)

そもそもの予算計画って・・・

11月から2月くらいにかけて事業計画というものを作る。

実際やっていることは、前述の予算計画とかPSIを作って収支をみる。

各部門が想いおもいに、来期の投資と経費の計画を作成するわけだが・・・

この計画策定時に、上位の方針がない・・・。

 

自分の管理している部門はコストセンターなのでお金を使ってばかりいる。

なので投資予算はとても重要で、お金がなければ何もできない。

(できないことはないけど、とても幅は狭くなる)

 

なんな中で、投資の予算を組み立てるに当たって・・・

肝心の社長からは・・・なんにお金を使うとか、この分野に投資をしろ、とか、

来期の方向性はこうだ!!!というものは一切ない。

なんでなんだろうといつも思う。

 

アメリカの現地会社では自分は責任者という立場で仕事をしている。

年間約1億円の予算を積み上げて提出したが3分の1くらいカットされた。

決まっているんなら、最初からそういってくれれば良いのに・・・と思う。

 

社長であれ、上司であれ、旗振って大号令を出して欲しいのに、そんなことはない。

前にいたマレーシアでも、今回のアメリカでも、状況は変わらない。

とても不思議に感じるし、何かおかしいんじゃないか、とよく思う。

こういう考え方をしているのは自分だけなのか?

 

社長の大号令に沿って、各部門が話し合って綿密に計画を立てて実行する。

それが「あるべき姿」じゃないのか・・・?(あまり好きな言葉じゃないけど)

そんな中での重点施策・・・ 

日本では上期と下期の始まりに重点施策発表会なるものがあった。

マレーシアの時もあったし、今いるアメリカの現地会社も同じ。

日本での重点施策発表で事業責任者が何を言うのかというと・・・

政治家と役人みたいな、役割分担があってしかるべきなのに、

①各部門の勝手に考える施策を出す。

②それを社長がまとめる。

③全従業員に発信する。

って感じでことは進められる。

そんなバカな・・・と思うのは自分だけなんだろうか。

え・・・?

その資料作ったの僕らだから知ってるし!!という具合。

なんのために発表会をやっているんだろうか・・・。

 

自分の勤めている会社だけなのか、それとも他の会社も一緒なのか・・・。

とても気になる訳です。

 

4月に入れば、現地会社の社長から何かの発表があるらしい。

自分の意思が詰まった、我々と指針となるメッセージがされることを、

期待するばかり・・・。